終了講座一覧

すでに終了している講座です。申し込みは出来ませんのでご注意ください。

New 保育

2023

ジェンダー論基礎講座「わたしたちの『キルジョイ』」

専門家による講義と参加者同士の対話から、ジェンダーにまつわるトピックスを多角的に掘り下げ、学びを深める連続講座です。
今回のテーマは「わたしたちの『キルジョイ』―フェミニズムに学ぶ“わきまえ”から自由になるためのヒント―」。

「キルジョイ(killjoy)」とは、場の盛り上がりに「水をさす人」、「興ざめさせる人」を意味する言葉。“わきまえ”から自由になり、おかしいことをおかしいと言いたい、差別や抑圧に声をあげたい、でも…と立ち止まっているあなたと一緒に、わたしの、わたしたちそれぞれの「キルジョイ」に向かう方法を考えます。
★チラシはこちら★

※オンライン視聴(録画・講義部分のみ)も可能です。各回終了後、視聴用リンクをお送りします。
★★説明会&ミニ交流会(9月30日・無料)をオンラインにて開催します!★★(外部リンク)


イベントの詳細
日時 ①10月14日(土) ②11月23日(木・祝) ③12月16日(土)
全3回 14:00~16:30
講師
①飯田 麻結(いいだ・まゆ)
東京大学教養学部教養教育高度化機構D&I部門特任講師。
ロンドン大学ゴールドスミス校メディア・コミュニケーション学科博士後期課程修了。PhD。専門はフェミニズム理論、メディア論。
訳書にサラ・アーメッド著『フェミニスト・キルジョイ―フェミニズムを生きるということ』(人文書院、2022年)。

②堀 あきこ(ほり・あきこ)
関西大学他非常勤講師。
専門はジェンダー・セクシュアリティ、メディア文化。主な著作に『BLの教科書』(共編著、有斐閣、2020年)、「だって、ネットの話でしょ?―インターネットの差別に抗う」(『シモーヌ』VOL.6、現代書館、2022年)、「〈からかいの政治〉2018 年の現在―メディアとセクハラ」(『現代思想』7月号 青土社、2018年)など。

③松波 めぐみ(まつなみ・めぐみ)
大阪公立大学他非常勤講師。
専門は障害学と人権教育。障害者のための条例をつくる際、障害女性たちと一緒に「複合差別」の内容を盛り込むよう活動した。主な著作に『障害のある先生たち』(共編著、生活書院、2018年)、『ジェンダーで考える教育の現在』(共著、解放出版社、2008年)『セクシュアリティの障害学』(共著、明石書店、2005年)など。
内容 各回 講義約90分/ワーク約45分 ※オンライン視聴(録画・講義部分のみ)

①10月14日(土)フェミニストとして生きるための「キルジョイ」入門―サラ・アーメッド『フェミニスト・キルジョイ』を読む―
日常の差別や理不尽に声を上げるフェミニストは、しばしばキルジョイだとみなされる。作家のサラ・アーメッドは著書『フェミニスト・キルジョイ』で、フェミニストがキルジョイとして日々を生き抜くためのヒントを記しました。第1回は本書の訳者が、アーメッドの著書に込められたエッセンスを紐解きながら、フェミニストとして生きる上で、わたしたちを力づける様々なキルジョイのあり方を考えます。

②11月23日(木・祝)「キルジョイ」の困難―〈からかいの政治〉を読み解く―
1970年代、性差別に抗する女性たちに容赦ない嘲りが投げかけられた。2000年代には「ジェンダー」という言葉自体がタブー視されるバックラッシュが起こった。現在、SNSは差別に声をあげる人びとを可視化した一方、「フェミ叩き」が行われる場ともなっている。キルジョイを封じる「からかい」の歴史と力学を読み解き、異議申し立てのツールとしてのSNSの限界に気づき始めた今、自分らしいキルジョイのかたちを探ります。

③12月16日(土)「キルジョイ」が描く連帯―障害とジェンダーをめぐって―
障害者が公正な対応を求めても「ワガママ」とバッシングされる構図は、「フェミニスト・キルジョイ」に対する世間の反応と似ています。障害のある人が差別や抑圧とたたかってきた歴史をたどり、「合理的配慮」を正しく理解するとともに、障害のある女性の困難についても、複合的な視点から考えます。マイノリティの声をいかに引き受け、共に変えていくかを一緒に考えてみましょう。

定員 会場参加 25名
オンライン(録画視聴)定員なし
受講料 全3回分
会場参加チケット(一般)5,700円
会場参加チケット(U25割)5,200円 *25歳以下
オンライン(録画視聴)チケット 5,200円
備考 ※オンラインチケットは【録画・講義部分のみ】の提供となります。各回終了後、視聴用リンクをお送りします。
※全3回の講座で学びが深まるようプログラムを組んでいます。単発の販売はございませんのでご了承ください。
※会場参加の方やご欠席の方にも、復習用に録画動画(講義部分のみ)を一定期間ご提供いたします。

講座に参加される方のお子さまをお預かりします(有料 / 定員あり)

保育を希望される方は、講座お申込みの際、いっしょにお申込ください。料金等、詳しくはウィングス京都の保育をご覧ください。