働くママへ

講座報告

平成21年度 育児休業パワーアップ講座 拡大版 西原理恵子講演会 「私の生き方は私が決める! 仕事、子育て、私自身。」

日 時:平成22年3月16日 火曜日 18:30?20:30
講 師:西原 理恵子(漫画家)
聞き手:松岡 千鶴 (NPO法人京都コミュニティ放送理事)
会 場:京都市男女共同参画センター ウィングス京都 イベントホール

<講 師> 西原 理恵子(さいばら りえこ)
漫画家。著書多数。1997年「ぼくんち」で第43回文藝春秋漫画賞、2004年「毎日かあさん(カニ母編)」で第8回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞、2005年「毎日かあさん」「上京ものがたり」で第9回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。毎日新聞連載中の「毎日かあさん」では、自らの家族との毎日を描き、人気沸騰中。

 10月から始まった「育児休業パワーアップ講座」の総仕上げとして、もっともっと多くの方に、子育てと仕事を楽しんで両立してもらいたい! そんな願いから、まさにそれを体現されている漫画家 西原理恵子さんをお招きし、ご自身の体験の中から得た「働く」ということについて語っていただきました。
(以下抜粋です。)

西原理恵子

「女は何があっても自立しなきゃ。」

 私は、明日のお金を得るために何でもしてきました。生きていくには絶対にお金がいります。それを誰かに頼ろうと思ったことは一度もないですね。
専業主婦というのはものすごくリスキーな仕事なんですよ。相手が一生病気も浮気もせず、つぶれない会社に勤めていて初めて成り立つ職業ですから。それ全部絶対にありますから、そのときどうするの?恐ろしいですよ。
 お金がなくて離婚できない人もいっぱいいます。自分は経済的に何も出来ないからって、夫の暴力とか平気で耐えちゃうんですよ。そうなると子どもが本当に壊れます。人生にはいろんなことがあるので、老いも若きも誰も頼らない人生をとつくづく思います。

西原理恵子

「仕事に才能は関係ない。」

 私の場合、自分は絵で食べていくんだけど、才能がないと自覚するのがまず一番でした。才能は関係ない、自分のこの絵で食べていくにはどうすればいいかを考えました。自分のしたいことが職業に結びつくとは限らないです。仕事があること自体がすごくありがたいことで、やりがいがないと続けられないというのはわからないですね。 仕事はがんばれば必ずついてくるものだと思っています。何かひとつでも好きなところを見つけてください。

「石にかじりついてでも、仕事は辞めるな。」

 子どもができる前に、絶対的に経済的基盤は確保しておこうと考えていました。子どもが生まれて半年くらいは休まないとやっぱりきついんですよね。そうすると、その間に家賃とかいろんなお金がかかるでしょ。それだけは貯金しておこうとずっと決めていましたね。
 仕事を辞めてしまったら同じポストは待っていない。あとはどんなにキャリアがあっても時給いくらの仕事しか残ってない場合が多いです。だからやっぱりまわりの後輩たちには石にかじりついてでも、仕事は辞めるなと伝えたいです。
 保育園で子ども預かってもらって、給料の全部が保育料に消えても絶対に辞めるべきではないです。姑とか使えるものはみんな使って。子どもにとってもある程度離れていた方がいいです。24時間密室で子どもを育てているといらいらしてくるんですよ、やっぱり。お互いのために絶対にいいですね。

「お金も、仕事も、健康も。」


 それから、年収1千万円稼いでいる人たちは、結局みんな家に帰っていないです。一日の睡眠時間が3時間の人もザラです。やはりバランスです。お金も大事、仕事も大事、健康も大事。そういう価値観の合った人といっしょになって、ふたりで200万円ずつ、300万円ずつ稼いで、どっちかが倒れてもいいようにした方がいいと思います。それだったら休めるでしょう?

西原理恵子

【アンケートより】
・ 面白かった! サイバラさん最高!
・ 大それたタイトルだなぁと思っていましたが、 大変おもしろい
  講演でした。
・ これから結婚・出産を考えている身には、とても勉強になりました。
・ 育休取得中で、家事・育児に追われていて大変な毎日でしたが、
  これからも職場に戻ってもがんばろうと思えました。
・ 人生すべてに関するお話が聞けてよかったです。
Copyright © 2006-2017 Wings Kyoto. All Rights Reserved. 京都市男女共同参画センター ウィングス京都