働くママへ

育休リレーエッセイ

第4回 「子どもと一緒に私も成長するために」

中学生、小学生、保育園児の3人の子どもがいます。3回とも約7ヶ月〜1歳までの育児休業を取得しました。初めての出産のときは、仕事に復帰するのは大変かもしれない、と心配でしたが、今まで、たくさんの働く女性たちは短い産休明けで仕事をしながら子育てもしてこられたのだから「頑張れるはず」と決意して臨みました。でも、実際に復帰してみると、職場、保育園、実家の両親など、周囲にたくさんたくさん助けてもらって、自分ひとりが"髪振り乱して走り回る"ようなことではなく、「あら、意外と楽しい?」という感じで。
   よく、育休中に、社会から取り残されたみたいで不安、ということを聞きますが、私の場合は復帰できる安心感の方が大きく、苦痛ではありませんでした。長い休みでしたが、子どもと24時間一緒にいられるのも今だけ、ずっと顔を見ていたい、泣いていたらずっと抱っこしていたい、と思って過ごしました。もちろん「もうちょっとしたら毎日保育園にいくんだよ」「おかあさんはお仕事にいくからね」と話しかけることは忘れずに!

 私も夫も早出・遅出のある勤務で、家事を「おじいさんは柴刈り・おばあさんは洗濯」式の分担にしていては子どもを育てる生活は成り立たちません。それぞれが一通りこなします。料理など、私の方が圧倒的に上手だったのに、今では夫もレパートリーが増え、手早くおいしく、子どもたちの評価も高く...。母、劣勢です(悔しい)。

 実は、私自身は、学校を卒業後もかなり長い時間、親のスネをかじってきました。大人になったら自分が自分の生活の面倒をみる、という、今から思えば当たり前のことがイメージ出来ていなかったからですが、その頃は仕事をしてもやりがいがなくて続かないし、生活はだらしないし、自分のことも好きではなく、今も思い出すのもいやなくらい。
 でも、子どもを育てることで、遅まきながら、ようやく自分と家族の暮らしに責任を持つ覚悟ができてきました。(もっとも、今だに朝は大の苦手で、休みの日は確実に朝寝坊。「おかーたん、そろそろ起きよっか」と、3歳の末っ子に起こしてもらっているというありさまですけれど。)  そんな私が、子どもたちに伝えたいのは、自分の足で立つことの大切さと楽しさ。「大人は仕事するもの」「家のことは家族で協力」ということを言い続け、見せ続け、し続けることで、わかってくれると思ってやっています。

(ウィングス京都 事業企画課 O)

第3回 「ママはライバルです」

こんにちは。私は現在、2歳のふたごの子育て真っ最中の父親です。

女性が出産・育児休業を取得する際には、復帰後の事を不安に感じられる方も多いと思います。子育ては重労働です。仕事との両立のためには、周りの協力、特に一番近くにいる父親の役割は大きいと思います。

ここでひとつ「パパ」の立場から「ママ」にお願いがあります。育児をパパに「してもらって」ではなく「させてあげて」ください。
何をするにもママじゃないとダメ、というお子さんを時々見かけますが、それではママは大変ですし、パパも立場がありません。
子どもは正直です。自分の世話をしてくれる人をちゃんとわかっていますし、世話をしてくれる人だけにしか注いでくれない愛情があります。是非、その特別な愛情を独り占めせずに、パパにも分けてあげてください。

私にとって、子育てにおいては、ママはライバルです。子どもの愛情を少しでも勝ち取るために日々奮闘しています。お風呂と寝かしつけはパパの担当です。おかげで今では、パパとママが二人ともいても、「パパー!」と着替えやオムツ替えのご指名をいただく事があり、「ママには負けてないぞ!」と自己満足しています。休みの日には寝坊したりもしますが、子どもは容赦なく叩き起こしてくれます。
ママにも、一人で外出して気分転換したり、自分のために使う時間は必要ですよね。そんな時、普段からちゃんと子育てに関わり、パパが世話をすることが普通のことになっていると、ママも子どもも安心です。
育児も自分のために使う時間もバランスよく、夫婦で分けあえるのが理想ではないでしょうか。また、たまにはおじいちゃん、おばあちゃんに預けて、「面倒を見させてあげる」のもいいと思います。
子どもの笑顔は、きっと周りのみんなを幸せにします。育児を分担するということは、その幸せをみんなで分け合うことと思って、パパや周りを巻き込んだ子育てをしてほしいですね。

(ウィングス京都 総務課 Y)

第2回 「育児はパートナーと二人三脚マラソンで」

みなさん、毎日、お子さんと楽しく暮らしていますか?私は、中2を頭に小5・小1の3人の子どもと夫と、毎日楽しく(戦いながら)暮らしています。この子ども達3人の出産のたびに、3回とも育児休業を取得しました。3人目の時はさすがに育児休業を取ることに気が引けたのですが、職場からは「今しか子どもさんとゆっくりできないから、心配しないでゆっくり休んでください。」と声をかけていただき、今でもそのお言葉にはとても感謝しています。
でも、育児休業中は世間から切り離されたような疎外感を感じていました。育児疲れで滅入っていたときは、夜に帰宅した夫にその日あったことを話す時だけが、唯一人と話したときだったこともあって、かなりしんどかったです。私はもう必要とされないんじゃないかという恐怖感があって、友達の家やマタニティビクスに行ったり、高額な布団の訪問販売員と話し込んだりと、人と話せる機会を切実に求めていました。一番きつかったのは、夫から「お前は今は仕事してないし、家の仕事は全部お前の仕事だろ。」と暗に家事を怠るなと言われたことでした。それまでは、共働きで、とりあえず夫も家事を手伝ってくれていました。でも、生まれたての子どもの育児と、普段より多い洗濯物が出るような家事を、出産後の身体で、全部1人でやるのは私にはできなかった。疲れていて反論もできなかった。
そこで、3人目の子どもの時は、夫に3ヶ月間、育児休業をとってもらいました。正直、夫のほうが給与が高いので、経済的には厳しかったのですが、育児休業の特殊な状況を夫にわかって欲しかったのです。おかげさまで、夫は、24時間、泣きぐずり、意思が通じない赤ん坊と暮らす体験と、職場から全く連絡が途絶えて浦島太郎になる体験を通して、私がなぜあんなに自分のペースがとれずに困っていたかを理解してくれました。言葉でどんなに説明しても通じないことでも、実際にやってみると分かることがあります。夫はその後、保育園の送り迎えから、懇談会の参加・子どもの病気の看護などはもちろん、夕飯の支度などの日々の家事にも積極的に取り組むようになりました。夫の職場の後輩の中には、夫の姿を見て1年の育児休業を取った男性もいます。
 みなさん、育児休業は助走期間で、これから子育てという長いマラソンが始まります。伴走者には手を抜かず最初からきっちり家事を叩き込んでおきましょう!秘訣は、「私はもうだめだ」とはっきり言うことと、「〜してくれてありがとう。嬉しいわ。」とにっこり笑顔で感謝の気持ちを伝えることです。あなたのパートナーには、「手伝い」ではなく、主体として家事にのぞむ機会をつくってあげてください。ウィングス京都の「男性のための生活マネジメント講座」もいいきっかけになりますよ。

(ウィングス京都 総務課 S)

第1回 「ご近所様と職場に感謝の毎日です。」

こんにちは。私は現在、二人の子どもを育てながら働き続けているワーキングマザーです。
 私は26歳のときに一人目を、そこから6年離れて二人目を出産しました。どちらも育児休業制度を利用しましたが、一人目のときはまだ最長でも1年しか取れない頃(うろおぼえ)でした。比較的保育所に入れやすい四月まで休むこともできず、復帰の時期は迫っているのに預かってもらえる先がなかなか見つかりません。冬のさなか、自分の無計画っぷりに泣きそうになったのを今でも覚えています。そんな私の育休を認め、復帰後もサポートし続けてくれる職場にはとても感謝しています。
 子どもと一緒に暮らすことで、何がいちばん変わったか。それは、「近所づきあい」ができるようになったこと、これに尽きます。
 地方出身、ひとり暮らし、趣味引越し。そんな生活をしていた頃は、家は「暮らす」ところではありませんでした。朝早く出掛けていき、夜遅くに帰ってくるだけ。ご近所様と交流がなくても何も困らなかったのです。しかし、子どもが生まれてから、その生活は一変しました。
 初めての赤ちゃんとの生活。近くに同じくらいの年齢の赤ちゃんを育てている人がいないかしら、たぶん多くのお母さんが思うように、私も友達がほしいと思いました。育休中という期限が決まっている時間の中だからでしょうか、余計に「やっておかなくちゃ」という気持ちがつのり焦っていたのです。
 そんなある日、家の郵便受けに赤ちゃんサークルのお誘いビラが入っていました。サークルに誘ってくださった方との出会い、そこで知り合ったママ友たち。早々に職場復帰してしまったせいもあり、サークルに入っていた時期はほんのわずかだったのですが、今でもゆるゆるとつながっています。  今、子どもたちは地域に支えられて大きくなっています。そして、子どもたち以上に地域に支えられて暮らしているのは私自身です。この「つながりあう」という感覚が、職場復帰した後の私の仕事に、とてもとても大事な影響を与えてくれました。
 子育てしながら働き続けることは、絶対に人生のプラスになります。忙しいから、子どもにちゃんと手を掛けてあげられないから、夫が反対するから。仕事を辞めるための理由は世の中にあふれています。でも、そんな理由で仕事を辞めないでください。その忙しさも苦しさもひっくるめて、仕事に活かしていけます。私たちの生き方を豊かにしてくれるのです。  そして、働き続ける母の姿を見せることで、次の世代の子どもたちに身近なロールモデルとなりたい。そんな仲間を増やしていけたら嬉しいな、と、いつも思っています。
 ウィングス京都は「働くママ」を応援します。仲間がほしいと思ったときはいつでもお越しください。

(ウィングス京都 事業企画課 M)

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