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男女共同参画通信

「男女共同参画通信」は、毎回、男女共同参画社会にまつわる"数字"を取り上げます。その数字には、どんな意味があるのか、私たちの生活にどのように関わっているのか‥。グラフやイラストを用いながらわかりやすく分析してみたいと思います。男女共同参画通信は、ウィングス京都をはじめ、区役所・支所のまちづくり推進課、市役所の案内所ほかで配布します。

今こそ必要なとき。真のワーク・ライフ・バランス
9.9%Vol.302011.12

理想では家庭生活を優先したいと思う40代男性の現実

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)。最近よく聞く言葉だという人も多いのではないでしょうか。では,その内容とはどのようなものか,御存じですか。

人生におけるさまざまな場面を想像してみてください。新入社員のとき。子どもを持ったとき。自己啓発が大切なとき。あるいは介護にたずさわることとなったとき。

そして,人には,それぞれの場面によって,今は仕事(ワーク)を充実させたい時期,家庭生活(ライフ)に重点を置きたい時期,地域活動やボランティア活動に関わってみたい時期など,そのときどきに応じた,いろいろな理想のバランスが存在するのではないでしょうか。

「平成23年度版男女共同参画白書」によると,たとえば40代男性のうち,今「家庭生活」を優先したいと考える人は全体の24.7%,しかし実際にそのように暮らせている人は全体のわずか9.9%となっています。理想と現実の間には,まだまだ大きなギャップが存在しているようです。もしライフステージにあわせて,ひとりひとりが,仕事と生活の配分を最適のバランスで選択できたら,女性も男性も安心して働き続けることができ,充実した人生となることでしょう。

平成22年度に策定した第4次京都市男女共同参画計画(きょうと男女共同参画推進プラン)では,市民ひとりひとりが,やりがいや充実感を感じながら働き,仕事上の責任を果たすとともに,仕事や家庭生活,社会貢献などにおいて,生きがいと充実感を得て人生が送れる「真のワーク・ライフ・バランス」の推進を重点分野とし,施策を進めています。

しかし,その実現には,市民や行政だけでなく企業の協力も不可欠です。企業によるワーク・ライフ・バランスの実践が実現すると,個人の生活は充実し,就業意欲の向上を招きます。企業にとっても優秀な人材の確保,収益の安定などにつながり,これらは不況を乗り切る切り札ともなり得ます。

今,震災やさまざまな災害により,個人においては,地域や家族の絆が再認識されています。企業も節電対策や災害時のリスク管理に取り組むなど,社会環境も変化してきています。こういった企業努力のなかでは,在宅勤務も見直されてきました。個人にとっては,通勤時間がなくなる分,家族と過ごす時間が変化する方もあるでしょう。フレックスタイムや,サマータイムも効果をあげています。企業だけでなく,私たちひとりひとりにも,今が大きな転機です。今一度,家族や友人,地域でともにくらす人たちとのつながりを再認識し,自分に求められる役割を考えてみましょう。それによって,単なる「生活時間のバランス」を超えた「心の調和」を得ることができるのではないでしょうか。今こそ,「真のワーク・ライフ・バランス」を実現できる社会をめざしませんか。

 

※ 自分を取り巻く様々な「つながり」をもう一度見直し,今ある「つながり」を深めたり,新たに「つながり」を築いたりして,その中で求められる役割や責任を担うことにより「生活時間のバランス」を超えた「心の調和」を得て,より充実した人生を送ろうとする考え方を提案するものです。

 

 


 >>PDFファイル:sankaku30.pdf(1.0 MB)

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